Google、検索とGmailのターゲティング広告の透明性を向上
ユーザーは、検索/Gmail広告の広告主を個別にブロックしたり、興味のあるカテゴリーの広告を増やすよう設定を編集できるようになる。
米Googleは10月31日(現地時間)、Google検索とGmailで表示する広告に関するユーザー向け新機能を発表した。検索およびGmail広告の透明性を向上させるのが目的としている。
これらの広告では、ユーザーが入力した検索語(Gmailの場合は表示したメールの内容)と関連性の高い広告を表示しており、ユーザーがGoogleアカウントでログインし、トラッキングを許可している場合は、ユーザーの履歴も反映したターゲティング広告が表示されるようになっている。
数週間中に検索結果の広告の右上に表示されるようになる「Why these ads(なぜこれらの広告が表示されたのか)」をクリックすると、その広告がなぜ表示されたのかを説明するテキストと、より詳しい説明を読める「Ads Preferences Manager」へのリンクが表示される。
Ads Preferences Managerでは、ユーザーは表示された広告主からの広告をブロックするように設定できる。また、パーソナライズ広告全体をオプトアウトすることも可能だ。
Ads Preferences Managerには、Googleがユーザーの検索履歴からそのユーザーが興味を持っていると判断したカテゴリーリストを表示する「Ads on the web」ページもある。25のカテゴリーが用意されており、ユーザーは自分のリストに興味のあるカテゴリーを追加/削除することで、表示する広告をさらにパーソナライズすることもできる。
Googleは1月に、Webブラウザ「Google Chrome」向け行動追跡防止の拡張機能「Keep My Opt-Outs」をリリースしたほか、4月にはAndroid MarketでもGoogle AdSenseとAdMobのターゲティング広告の配信をオプトアウトできるようにしている。
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