セキュリティ企業のバラクーダネットワークスジャパンは4月9日、世界的に著名なWebサイトにおけるマルウェア感染のリスクについて調べた報告書を発表した。Web解析サービスを手掛けるAlexaによるWebサイトの上位2万5000サイトを対象として、2月に閲覧者がマルウェアに感染する危険性を分析している。
それによると、1日平均で2つのドメインが悪意のあるコンテンツに感染し、2月の29日間中23日間でトップランクのドメインが悪意のあるコンテンツに感染したことが分かった。こうしたドメインは、調査対象の18カ国に分散していた。
また悪意のあるコンテンツに感染しているサイトの97%が、立ち上げから最低1年が経過し、半数以上は5年以上運用されていた。こうしたWebサイトを通じてマルウェアに感染する危険に晒されているユーザーは1000万人以上になるという。
同社で、この傾向は常時発生していることが推測され、攻撃者がある程度定着している息の長いWebサイトをサイバー攻撃の踏み台にしていると分析している。
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