Facebook、Microsoftとの特許契約で5億5000万ドル支払い
MicrosoftがAOLから約10億ドルで買収する約925件の特許のうち650件を5億5000万ドルで買収し、残りの275件についてライセンス契約を結ぶ。
米Microsoftと米Facebookは4月23日(現地時間)、Microsoftが9日に米AOLから約10億ドルで買収すると発表した特許(および出願中の特許)の一部をFacebookが5億5000万ドルで買収し、残りの特許についてライセンス契約を結ぶことで合意に達したと発表した。
MicrosoftはAOLとの取引で総額10億5600万ドルを支払い、AOLが保有する約925件の特許を買収し、300件以上の特許について非独占的ライセンス契約を結んだ。
Facebookはこの925件のうちの650件を買収し、残りの275件についてライセンス契約を結ぶ。
MicrosoftはAOLから買収する275件のライセンスは保有し、Facebookに売却する650件についてはFacebookとライセンス契約を結ぶ。
特許ポートフォリオの具体的な内容については公表されていない。この取引は、一般的な順守条項の終了が条件となっている。
Microsoftの法務担当上級副社長、ブラッド・スミス氏は発表文で「Facebookとの合意により、AOLの特許競売でのわれわれの目標を達成しつつ買収コストの半分以上を埋め合わせることができる」と語った。
Facebookの法律顧問を務めるテッド・ウリアット氏は「この契約は、Facebookの利益を守るために知的財産権のポートフォリオを構築するプロセスの重要なステップだ」と語った。
Facebookは3月に米IBMから数百件の特許を買収した。同社は3月に米Yahoo!から特許侵害で提訴され、4月に入って反訴している。
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