電子部品などを製造する岡谷エレクトロニクスは、営業強化や顧客サービス向上を目的にCRM(顧客関係管理)システムを刷新した。システムを提供した日本マイクロソフトが4月26日に発表した。
岡谷エレクトロニクスが採用したのは、クラウド型のCRMサービス「Microsoft Dynamics CRM Online」。ほかの業務システムとの連携強化や、将来的な基幹系システムのクラウド化を視野に入れることなどが理由だとしている。併せて、メールおよびメッセージングベースの「Exchange Online」、コラボレーションプラットフォーム「SharePoint Online」、インスタントメッセージングやビデオカンファレンスの機能を提供する「Lync Online」を採用した。
同社では、チーム営業を強化するために2004年からCRMシステムを導入。サーバを社内で運用管理する負担が大きいことなどから2010年からセールスフォース・ドットコムの「Salesforce CRM」を利用していた。
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