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企業がデータ分析に抱く“理想と現実”のギャップとは?:ITmedia リサーチインタラクティブ 第13回調査(2/3 ページ)
ITmediaは「企業のデータ分析」をテーマに読者調査を実施した。企業の意欲は高く、92.7%の企業がデータ分析を実施/検討している。反面、自社のデータ分析・活用が十分でないとの回答も多かった。
分析するデータは複雑化
次に、企業が分析対象とするデータの種類を尋ねた結果を図4に示す。
分析に最も使われるデータは「基幹システムのデータ」(42.8%)で、次いで「自社サイトのアクセスログデータ」(36.6%)だった。
「今後分析したいと考えている」の上位には、「顧客や見込み客の情報」(33.3%)、「基幹システムのデータ」(27.4%)、「ソーシャルメディアのデータ」(23.6%)など。
「センサーデータ」や「画像/動画データ」「位置情報」は、今後分析したいという回答が多く、企業が分析対象とするデータの種類は複雑化していくようだ。
経営トップの主導でデータ分析
データ分析を実施している企業では、どの部門が主導しているのかを尋ねた結果が図5である。
トップは「情報システム部門」で37.4%、以下「経営企画部門」(30.3%)、「営業部門」(29.4%)、「マーケティング部門」(28.4%)、「経営トップ」(25.1%)と続いた。
3割超の企業が経営企画部門、約4分の1の企業が経営トップの主導と回答したことから、データ分析を経営戦略や事業戦略として行っている企業が多いことが明らかになった。
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