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Microsoft、「Bing Maps」に165テラバイトの衛星写真データを追加
地図サービスでGoogleを追い上げるMicrosoftが、Bing Mapsの写真データを従来の2倍以上にした。
米Microsoftは6月25日(現地時間)、同社の地図サービス「Bing Maps」に新たに165T(テラ)バイトに上る衛星写真および「Global Ortho Project」のデータを追加したと発表した。
Global Ortho Projectにより、衛星写真はBing Maps上で継ぎ目なくシームレスに表示される。以下の画像の黄色い部分は、シームレスな衛星画像を表示できる。日本はまだあまり対応していないようだ。
Bing Mapsの衛星写真データ量はこれまで129Tバイトだったので、今回で2倍以上になったことになる。Global Orthoによるシームレスな画像は、米国では100%達成しており、欧州は今秋に、その他の地域は年内に達成する見込みという。
Microsoftは地図サービスでは米Googleに後れを取ってきたが、Bing Mapsのチームは、衛星写真に関しては、複数のソースから写真を集めているGoogleよりも、カメラを含む関連技術に大きく投資するMicrosoftの方が高品質な製品を提供できると主張する。
MicrosoftはフィンランドのNokiaとの提携により、Windows PhoneおよびWebアプリ版のBing MapsにNokia Mapsの交通情報とジオコードデータを採用すると発表した。また、次期モバイルOS「Windows Phone 8」には、Nokia Mapsの多数の機能が組み込まれる見込みだ。
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