ソフォスは7月17日、UTM(統合脅威管理)アプライアンスの新製品「Sophos UTM 9」を発売した。ネットワークセキュリティとエンドポイントセキュリティの両機能を搭載する。
新製品は、専用ハードウェアや汎用ハードウェアにソフトウェアをインストールして「仮想アプライアンス」としても利用できる。同社から最新の脅威対策情報を随時配信する「Live Connect クラウドサービス」に対応して、エンドポイントのセキュリティ対策を講じられるほか、HTML 5ベースのVPN接続用ポータル機能も搭載。HTML 5の技術を利用してデスクトップに専用ソフトをインストールすることなく、必要な設定を反映できるようになっている。
また社内の無線LANに接続を要求するゲストユーザーに対してセキュリティポリシーの適用とアクセス管理ができる機能や、同社およびドイツのセキュリティソフトベンダーAviraの2つのウイルススキャンエンジンを利用したマルウェア対策機能も提供する。
同社は2011年にドイツのUTMベンダーのAstaroを買収しており、「Sophos」ブランドでUTM製品を提供している。
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