ニュース
デル、運用管理を簡素化したユニファイドストレージ製品を発売
PowerVaultシリーズとして初めて分散型ファイルシステム「Dell Fluid File System」を採用し、運用管理を簡素化するという。
デルは8月8日、ユニファイドストレージの新製品「PowerVault NX3600」および「PowerVault NX3610」を発売した。
新製品は、PowerVaultシリーズとしては初めて分散型ファイルシステム「Dell Fluid File System」を採用。ストレージプールを1つのIPアドレスが割り振られた1つのファイルシステムとして表示することで、運用管理を簡素化するという。
また、ストレージアレイ製品「PowerVault MD3200i/MD3600iシリーズ」と組み合わせれば、iSCSI、CIFS、NFSアクセスを提供するユニファイドストレージを構築できる。これによりブロックデータとファイルデータを共通のプラットフォームで管理でき、データの運用管理を効率化できるとしている。
このほかスナップショット機能やレプリケーション機能、NDMP(Network Data Management Protocol)によるバックアップ機能なども搭載。データ読み取り/書き込み処理時にデータを保護する機能も搭載し、データ損失のリスクを低減するという。
NX3600は1ギガビットイーサネット(GbE)に対応し、最大576テラバイトまで拡張できる。価格は83万2000円から。
NX3610は10GbE接続に対応し、最大1ペタバイトまで拡張できる。価格は105万5000円から。
関連記事
- デル、ストレージ製品のラインアップを刷新
ストレージ製品を強化。デルは、NASサーバ「PowerEdge Storage Server」を「PowerVault」シリーズに統合し、新たに「PowerVault NF」「PowerVault DP」の2シリーズとして発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.