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Oracle、「Exalogic Elastic Cloud」の最新バージョンをリリース
アプリケーションプラットフォームマシンの最新モデルとなる「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2」を発表した。
Oracleは10月2日(米国時間)、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld」でアプリケーションプラットフォーム製品の最新モデルとなる「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2」を発表した。
Exalogic X3-2ではSR-IOVやサーバ仮想化、物理RAMの拡大(Full Rack構成で7.7テラバイト)により、集約密度を最大で60倍に拡大。インテル Core Xeon(Sandy Bridge)プロセッサの採用で、アプリケーションの性能が以前のモデルの3.5倍に向上した。CPUコア数は従来比33%増の480コアに強化されている。
こうしたハードウェアの大幅な強化に加え、ソフトウェアでは「Oracle Exalogic Elastic Cloud Software 2.0」や「Oracle Enterprise Manager 12c」を搭載しており、アプリケーションからディスクまでの包括的な管理が可能という。同製品をIaaSとして活用することで、アプリケーション展開の時間を最大で95%削減されるとしている。
同社の「Trusted Partitions ライセンス・モデル」に完全対応する。Oracle Exalogic X2-2との互換性も完全に確保しているという。
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