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並列処理の3兄弟がそろい踏み? Teradataから「ビッグデータトライアングル」Teradata PARTNERS 2012 Report(3/3 ページ)

大統領選挙を来月初めに控えたワシントンD.C.で「Teradata PARTNERS 2012」が開幕した。「Teradata」と「Aster」に「Hadoop」が加わり、並列処理DBの3兄弟がそろい、さまざまな種類のデータを駆使できる「Unified Data Architecture」が発表された。

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 今回のPARTNERSではビッグデータへの取り組みをさらに加速し、MapReduceの実装として最も人気のあるオープンソースのApache HadoopをTeradata Asterに統合、Teradata、Teradata Aster、そしてHadoopという3種類の並列処理型データベースをシームレスに連携できる「Unified Data Architecture」を発表した。これにより、ビッグデータの取り込みとアーカイブに優れた性能を発揮するHadoopと、ビッグデータから洞察を発見したり、分析することに長けたAsterを上手く組み合わせて使えるだけでなく、これまで構築してきた大規模なTeradataデータウェアハウスとも密に連携させ、すべての種類のデータを効率良く活用できるようになるという。

 Teradataでは先週、HadoopをAsterに統合し、ハードウェアにも最適化を図った業界初のビッグデータアプライアンス、「Teradata Aster Big Analytics Appliance」も発表しており、顧客企業が新しい技術を導入する際の障壁を極力取り除いている。

 「ビッグデータは新しい構造のデータだ。それにコストと性能が最適なデータベースを組み合わせることによって、顧客の離反を食い止めたり、不正を検知するための新しい洞察が得られるが、中途半端な取り組みではそれなりの成果しか得られない。明確な情報戦略を持ち、すべてのデータが統合されて初めて価値が引き出せる」とコーラー氏は話す。

ビッグデータ、どんどんやってこい


TeradataのマクドナルドCMO

 「ビッグデータ、どんどんやってこい。それはデータの津波ではなく、単なるデータであり、Teradataならそこから価値を引き出せる。いや、Teradataしかビッグデータを活用できない。われわれのソリューションなら大丈夫」と言い切るのは、Teradataでチーフマーケティングオフィサーを務めるダリル・マクドナルド執行副社長。

 ビッグデータは、もちろんデータの膨大さや多様さだけがその特性ではない。次々と生成されていくスピードも過去にはないものだ。

 「知れば知るほどさらに洞察は深まるし、ビジネスへの効果も最大化できる」とマクドナルド氏。

 Teradataでは、PARTNERSの期間中、「CHANGE THE WORLD ── もしもあらゆるデータを思いのままに駆使することができたら」をお題に参加者からビッグデータ活用の「夢」をTwitterなどで募り、人気投票してもらうアイデアコンテストを実施する。

 「企業はすべてのデータを思いのまま駆使することで無限の価値が得られる。これは単純な方程式だが、将来への、そして成功への方程式だ」(マクドナルド氏)

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