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NEC、停電対策にバッテリを内蔵したラックサーバ発売
データセンター向け省電力サーバ「Express5800/ECO CENTER」に、小型バッテリを内蔵した新モデルを投入する。
NECは12月19日、小型バッテリを内蔵したデータセンター向けラックサーバの新製品「Express5800/E120d-1」を発売した。外付けのUPS(無停止電源装置)を使わずに、停電時でも一定時間の動作が可能になる。
新製品は、独自のファン回転数制御やエアフロー設計などで、サーバ単体では従来比最大14%の消費電力の削減を図った。大型UPSを介さずに電力供給させて交流・直流の変換ロスを削減しており、ラック単位では最大5%の省電力化を実現したという。内蔵の小型バッテリは2台まで搭載でき、約5年間は交換が不要としている。処理性能を設定値以下にして電力消費を抑える「パワーキャッピング」を停電時に自動で機能させる。これにより、稼働時間を最大で2倍保持できるようにした。
販売価格は31万6000円(税別)から。同社では従来ラックに搭載していた外付けUPSの削減や交換期間の長期化、サーバ本体の省電力化などにより、データセンターのTCO削減にも効果があると説明する。
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