GoogleとMotorolaがオリジナル端末を2013年に発売か──Wall Street Journal報道
Googleの次期オリジナルブランドAndroid端末のハードウェアメーカーは子会社のMotorolaになるようだ。両社がハイスペックの“X Phone”に取り組んでいるとWall Street Journalが報じた。
米Googleとその子会社のMotorola Mobilityが、オリジナルブランドのAndroid端末を2013年に発表すると、米Wall Street Journalが12月21日(現地時間)、この件に詳しい筋の情報として伝えた。
社内ではこのスマートフォンを“X Phone”と呼んでおり、タブレット“X Tablet”の計画もあるという。
Googleは2010年の「Nexus One」を皮切りに、Nexusブランドの自社ブランドスマートフォンおよびタブレットを展開してきた。ハードウェアの製造はその都度Googleがパートナーメーカーを指定しており、これまでは、台湾HTC(Nexus One)、韓国Samsung Electronics(Nexus S、GALAXY Nexus、Nexus 10)、韓国LG Electronics(Nexus 4)、台湾ASUS(Nexus 7)が製造してきた。
X PhoneはMotorolaの従来のAndroid端末のDROIDシリーズとは一線を画したハイスペックのものになるという。カメラ機能に重点を置き、また、曲がるディスプレイを搭載する計画だが、製造・部品供給の問題から難航しているようだ。
歴代のNexusスマートフォンは約1年間隔でリリースされているので、X Phoneは2013年11月か12月に出るかもしれない。
GoogleはMotorolaの買収に当たり、この買収のメリットとして、Motorolaの特許ポートフォリオがAndroidのエコシステムを特許闘争から守る役に立つこととともに、モバイルコンピューティングにおけるイノベーションを加速し、コンシューマーによりよい端末をより低価格で提供できるようになることを挙げていた。
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