Apple、中国で1月にセルラー版iPad mini発売へ──訪中中のティム・クックCEO
1月8日から中国を訪問中のAppleのティム・クックCEOがTencentのインタビューで、中国は将来、Appleにとって最大の市場になるという考えを語った。同氏は今回の訪中でChina MobileとiPhone販売の交渉を行っているとみられている。
1月8日から訪中中の米Appleのティム・クックCEOが、中国でもiPad miniのセルラー版を1月中に発売すると語った。中国最大のインターネット企業Tencent(騰訊公司)が、同氏との独占インタビューを掲載した。
クック氏がCEO就任後に中国を訪れるのは2012年3月に続く2回目。Tencentによると、同氏は中国政府の要人や、3大通信キャリアであるChina Unicom(中国聯通)、China Telecom(中国電信)、China Mobile(中国移動)を訪問した。インタビューでクック氏は否定しているが、まだiPhone 5を販売していない中国最大手のChina MobileとiPhone 5販売の交渉を行っているとみられる。China Mobileの加入者数は約7億700万人(2012年11月の発表時)。
同氏はまた、中国は現在Appleにとって米国に次ぐ第2の市場であり、将来的には最大の市場になると考えていると語った。Appleは現在、香港を含む中国で8店の直営店を運営しているが、今後25店舗以上に増やす計画だ。
なお、クック氏はこのインタビューで廉価版iPhoneのうわさについて触れていないが、同氏に同行するワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏がShanghai Evening Newsのインタビューで、このうわさを否定している。
関連記事
- Appleが廉価版iPhoneを開発中か 本体にポリカーボネイトも
- 中国での「iPhone 5」販売台数、発売週末に200万台突破
- Apple、iPhone 5の販売地域を拡大──韓国、ロシア、エジプトでも年内に発売
- Apple、サプライヤーリストを公開し、公正労働協会に加盟
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.