Nokia、Lumia 820のケースを3Dプリンタで自作できる開発キットを公開
NokiaのWindows Phone 8搭載スマートフォン「Lumia 820」の着せ替えケースを3Dプリンタで制作するための「3D-printing Development Kit(3DK)」が公開された。
フィンランドNokiaは1月18日(現地時間)、Windows Phone 8端末「Lumia 820」のケースを3Dプリンタで作るための開発キット「3D-printing Development Kit(3DK)」を公開した。周辺機器メーカーや個人ユーザーは、このキットを使えばオリジナルケースを制作・販売できる。
Lumia 820は、昨年9月に発表されたWindows Phone 8搭載のエントリーモデル。本体付属のカラフルで着せ替え可能な無線充電用ケース「Wireless Charging Shell」が特徴になっている。
3DKには3Dテンプレート、ケース仕様、推奨する素材、ベストプラクティスが含まれ、NokiaアカウントまたはFacebookアカウントでログインしてダウンロードできる(ダウンロードはこちらとこちらとこちらに分散している)。
Nokiaの開発者コミュニティー担当者を務めるジョン・ニーランド氏は、3DKを提供することにより、小規模な周辺機器メーカーでもオリジナルケースを開発できるようになり、Lumiaのハードウェアエコシステムを活性化できると語る。
ニーランド氏は「現在3Dプリンタで使えるケース向きの素材は1〜2種類しかないし、現行のプリンタでできることも限られている」と認めつつ、「防水ケース、暗闇で発光するケース、栓抜き付きケース、太陽電池付きケースなどがサードパーティーから登場するかもしれないし、ユーザーが自分で作るかもしれない」と語る。
高性能な3Dプリンタはまだ高価だが、Staplesが欧州で始めたオンライン3Dプリントサービスなどを使えば個人でのケース制作も不可能ではないだろう。
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