兵庫県は、クラウドサービスを活用して橋りょうや港湾施設などを一元的に管理する社会基盤施設総合管理システムを構築する。システムを提供した富士通が1月29日に発表した。既に地理情報システムなどの一部運用を開始しており、2013年度には本格稼働の予定だ。
同システムは、橋りょう、港湾施設、下水施設などこれまでバラバラに管理されていた18種類の社会基盤施設の点検結果や、修繕・更新履歴などのデータを一元化して、整備年次、施工業者などの基本情報の管理と、老朽化見通し、部材の劣化予測、修繕費全体計画などの施設維持管理を行うもの。これによって、インフラメンテナンス計画を策定して計画的な保守を実施できるほか、整備・維持予算の平準化を図ることが可能だという。
また、クラウドサービスを採用することで事業継続性を強化。被災時でも必要な情報が参照できるようにした。
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