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Google Glassのプライバシーに米下院議員が懸念を表明
米連邦議会議員8人が、Google Glassのプライバシー問題とその対策についてGoogleのラリー・ペイジCEOに公開質問状を送付し、6月14日までに回答するよう求めた。
米Googleが開発中のメガネ型コンピュータ「Google Glass」のプライバシー上の懸念に関する質問状を、米連邦議会議員8人がGoogleのラリー・ペイジCEO宛に連名で送った。超党派のプライバシー委員会の委員長を務めるジョー・バートン下院議員(テキサス州選出・共和党)が5月16日(現地時間)に発表し、書簡(PDF)を公開した。
この書簡で議員らは、Glassユーザーがハンズフリーで写真や動画を撮影・保存・共有でき、視界にあるものについての情報を入手できるとGoogleが説明していることについて、ユーザーの周囲の一般市民のプライバシー侵害につながる懸念を表明し、顔認識技術による個人情報の取得などに関する8項目の質問を提示した。
議員らはGoogleに対し、6月14日までに回答するよう求めている。
Googleは同日、年次開発者会議「Google I/O 2013」のセッションの1つで、Google Glassのプライバシー対策に関する説明を行った。この中でGlassの製品ディレクターを務めるスティーブ・リー氏は、プライバシーはGlassプロジェクトの最優先課題であることや、顔認識機能は(現段階では)搭載する予定はないことなどを語った(詳細記事)。
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