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Samsung、テレビ向けストリーミング&クラウドDVRサービスのBoxeeを買収
Samsungが、Apple TVのようなインターネットTV機能とクラウドに番組を録画できるサービスを提供する新興企業Boxeeを買収する。Boxeeの現行サービスは終了する。
韓国Samsung Electronicsがイスラエルのメディアストリーミング企業Boxeeを買収する。Boxeeが7月3日(現地時間)、公式サイトで正式に発表した。詳細は発表されていないが、イスラエルのメディアMarkerによると、買収総額は約3000万ドル。
Boxeeは、2007年創業の、ニューヨークに拠点を置く非公開企業。テレビに接続するSTB(セットトップボックス)とクラウドサービスにより、インターネット上のコンテンツを大画面で視聴したり、番組をクラウドストレージに録画する(こちらはβで一部地域で提供))サービス「Boxee Cloud DVR」を提供する。
Boxeeは「現在のBoxeeユーザーへの影響が最小限になるよう努力している」としながらも、クラウド上にコンテンツを録画するサービスは7月10日に終了すると発表した。現在録画されているコンテンツは、それ以降は削除されるという。
「Samsungに参加するということは、テレビの世界の最上のハードウェアとソフトウェアを結合する製品に従事できるということだ。製品は数千万人の人々に使ってもらえることになり、テレビの未来を創造することにつながるだろう」とBoxeeは公式サイトに書いている。
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