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「Google Chrome 28」の更新版公開、深刻な脆弱性に対処
「Chrome 28.0.1500.95」では計11件のセキュリティ問題に対処。iOS向けChromeの更新版なども公開された。
米Googleは7月9日、Webブラウザ安定版「Chrome 28」のセキュリティアップデートをLinux、Mac、Windows向けに公開し、多数の深刻な脆弱性に対処した。
同社ののブログによると、更新版となる「Chrome 28.0.1500.95」では計11件のセキュリティ問題に対処した。外部の研究者から情報が寄せられた問題のうち、危険度の高い「V8のタイプコンフュージョン」と「MutationObserverの解放後使用」の2件についてはそれぞれ1000ドルの賞金、危険度が中程度の「フレーム処理における生成元バイパス」については500ドルの賞金が情報提供者に贈呈された。
このほかにもGoogle社内で見つかった「DOMの解放後使用」「入力処理における解放後使用」など、危険度の高い脆弱性が修正されている。
また、iOS向けChromeの更新版となるバージョン28.0.1500.16と、Chrome OS安定版の更新版となるバージョン4100.86.0も同日リリースされ、バグ修正などが盛り込まれている。
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