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名古屋銀行、Windows Server 2012などで基盤統合とCRM刷新を実施:導入事例
Microsoftの「Windows Server 2012 Hyper-V」および「SQL Server 2012」を東海3県の企業では初めて採用している。
名古屋銀行は8月5日、愛知・岐阜・三重の東海3県の企業では初めてMicrosoftの「Windows Server 2012 Hyper-V」および「SQL Server 2012」を採用する情報系システムを構築し、3月に運用を開始したと発表した。システム構築はNECが手掛けている。
同行は、基盤更改となったCRMシステムにMicrosoft SQL Server 2012、また、仮想化によるサーバ集約にWindows Server 2012 Hyper-Vを採用した。
CRMシステムでは短時間での大量データの処理や安定性の高いシステムが実現させており、例えば、約1億レコードのデータ集計時間が従来の30分から7秒に短縮した。また、データ分析でも従来は過去1カ月のデータだけだったが、過去5年分のデータを分析できるようにした。
サーバ集約では第一ステップとして9月までに業務システムサーバ180台のうち50台を集約移行する。物理サーバ台数の大幅な削減と、運用管理の標準化・共通化によって運用管理コストも削減し、今後5年間でTCOを50%減らす予定。
同行は「BPR 戦略〜変わる!変える!生まれ変わる!」というスローガンを掲げてIT活用を推進中。「多様化する顧客ニーズや経済環境に柔軟に対応できるよう業務変革に取り組んでおり、今回新しくなった情報系システム基盤を活用し、さらなるサービス向上に取り組む」と表明している。
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