Facebookがまたニュースフィードの表示アルゴリズムを変更 ページに影響
Facebookのニュースフィードの表示ランキングアルゴリズムに、ページからの投稿の品質を判定する機械学習システムが追加された。高品質な投稿はニュースフィードの上部に表示される。
米Facebookは8月24日(現地時間)、ニュースフィードに高品質な投稿を表示させる取り組みの一環として、ページの投稿(オーガニックなもの)の品質を判定する新しい機械学習システムを表示ランキングアルゴリズムに組み込んだと発表した。
この影響を受けるページはそれほど多くはないとしているが、スパム的な投稿やFacebookが“低品質”だと判定した投稿は相対的に表示機会が減ることになる。
このシステムは、数千人のユーザーを対象に実施した投稿の品質についての調査結果に基づいて構築したという。一部のユーザーでのテストでは、高品質の投稿をニュースフィードの上部に表示したところ、その投稿の交流度(いいね!やシェア、コメントなどの頻度)が大幅に上がった。また、ニュースフィード上で非表示にされる投稿が減ったという。
このシステムは数千のファクターを用いる複雑なものだ。例えば、ページ投稿が非表示にされた頻度や、ページのプロフィールが完成しているかどうか、ページのファンが他の高品質と評価されたページのファンであるかどうか、などが判定ファクターになる。
Facebookはページオーナーに対し、高品質な投稿を続けていれば影響は受けないとして、投稿をタイムリーで関連性の高い、信頼性の高い、ファンがニュースフィード上で読んだりシェアしたがるようなものにするよう勧めている。
Facebookはこれまで、ニュースフィードのコンテンツ表示のアルゴリズムについてほとんど説明してこなかったが、8月7日にアルゴリズム変更で古くても重要な投稿を上部に表示するようにしたと発表した。
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