Facebook、ニュースフィードのアルゴリズム変更で古い投稿でも上位に表示
ニュースフィードで未読のまま過去に葬られた投稿の中から、ユーザーにとって重要だとFacebookが判断した投稿が上位に再表示されるようになった。
米Facebookは8月7日(現地時間)、ニュースフィードのコンテンツ表示の順番を決めているアルゴリズムを変更したと発表した。
あまり頻繁にニュースフィードをチェックしないユーザーのために、古くなって埋もれてしまった重要なコンテンツをニュースフィードの上位に表示するようにしたという。
Facebookはニュースフィードに投稿を表示する順番を、単純な時系列ではなく、アルゴリズムによって調整している。これまでこのアルゴリズムについてはあまり説明がなかったが、今後は企業向けブログ「News Feed FYI」で新機能などを紹介していくという。
Facebookの調査によると、平均的なユーザーの場合、ニュースフィードを開くたびに約1500の未読のストーリー(投稿)が溜まっているという。だが、ユーザーはニュースフィードを開いた際、平均して未読のストーリー全体の57%しか表示しないという。最後までスクロールしないので、残りの43%は未読のまま埋もれてしまうことになる。
こうして埋もれる投稿の中から、ユーザーにとって重要だとFacebookが判断したものを、ニュースフィードの上の方に表示する。古くなってもなお多くの「いいね!」やコメントが付いていることなどが重要かどうかの判断材料になる。
このアルゴリズムは、広告投稿を除くオーガニックなストーリーにのみ適用されるものだ。
Facebookのエンジニアリングマネジャーを務めるラース・バックストロム氏はこの新しい変更の発表に際して、従来のアルゴリズムについて説明した。それによると、ユーザーにとって重要なストーリーかどうかは以下のような判断材料に基づいているという。
- 投稿主である友達やページとユーザーの交流頻度
- 投稿が獲得した「いいね!」、シェア、コメントの数
- ユーザーが過去に類似する投稿とどうかかわったか
- ユーザーが過去に非表示にした投稿
バックストロム氏は、アルゴリズムの変更の目的はユーザーにとってのニュースフィードの改善であり、今後もフィードバックに基づいて変更していくと語った。
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