家庭用ゲームコンソール「Steam Machine」プロトタイプの仕様発表:i7+Titanの高スペックも
来年の発売に先立って300人のβテスターに無償で提供するプロトタイプの仕様は、最高のものではCore i7-4770とGeForce GTX TITANを搭載し、ストレージは1TバイトのHDD+8GのバイトのSSDのハイブリッドとかなりハイスペックだ。
PCゲーム配信システム「Steam」で知られる米Valveは10月5日(現地時間)、ゲーム専用OS「SteamOS」搭載ハードウェアプロジェクト「Steam Machines」のプロトタイプのスペックを発表した。
同社は9月25日にSteam Machinesを発表した際、300台のプロトタイプを無償で提供するとして、テスト参加者募集を開始した。
Steam MachineはLinuxベースのオープンソースゲームOS「SteamOS」を搭載し、ハードウェアの仕様もオープンにされるため、個人でコンソールを組み立てることも可能だ。現在多数のサードパーティーメーカーが2014年の発売に向けてコンソールを開発中という。
プロトタイプは、CPUは米IntelのCore i7-4770/i5-4570/i3のいずれか、GPUは米NvidiaのGeForce GTX TITAN/GTX780/GTX760/GTX660のいずれかを搭載し、CPUのRAMは16Gバイト、GPUのRAMは3Gバイト。ストレージは1TバイトのHDDと8GバイトのSSDのハイブリッドと、かなりハイエンドだ。サイズは約30.5×31.5×7.4センチで、米MicrosoftのXbox 360(約30.9×25.8×8.3センチ)と同じくらいだ。
プロトタイプはハイエンドだが、実際にサードパーティーから発売されるものはハイエンドから手ごろなものまで多様になるという。
プロトタイプは年内に選ばれた300人に届く予定だが、まだ完成しておらず、画像は“間もなく”公開するとしている。
βテストへの応募はSteam Machinesのページで10月25日まで受け付けている。
関連記事
- 米Valve、独自OS「SteamOS」搭載家庭用ゲーム機プロジェクトを発表
ゲーム配信サービス「Steam」を手掛けるValveが、Linuxベースの独自ゲームOS「SteamOS」搭載の家庭用ゲーム機のテスター募集を開始した。2014年に複数メーカーから製品版が発売される見込みだ。 - 緒戦はPS4の一方的な戦いに? 前人気はXbox Oneを上回る
次世代機戦争の緒戦はPS4の一方的な戦いになる可能性も出てきた。年末商戦に発売される米国の前人気はPS4が優勢になっている。(ロイター) - 「Xbox One」日本で2014年発売 クラウド連携で「全てのエンタメをこれ1台に」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.