ニュース
Twitterの上場先はNASDAQではなくNYSE
Twitterが上場先として、昨年のFacebookの株式公開初日にシステム障害を起こしたNASDAQではなく、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を選んだ。
米Twitterは10月15日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に先月提出したIPO(新規株式公開)に必要な申請書類「S-1」をアップデートした。
これにより、同社の上場先がニューヨーク証券取引所(NYSE)であることなどが明らかになった。
同社と競合する米Facebookは昨年、上場先にNASDAQを選んだが、上場初日にシステム障害が発生した。
今回のアップデートでは、同社の7〜9月期の月間アクティブユーザー数が前年同期比39%増の約2億3200万人だったことや、2013年1月〜9月の売上高は前年同期間比106%増の4億2220万ドルで、純損失は89%膨らみ、1億3390億ドルだったことなども明らかになった。
TwitterのIPOは、Facebookが2012年6月に株式を公開して以来、最も期待されているIPOの1つだ。Twitterはここ3年は多額の損失を計上しているが、広告収入の増加で投資家にアピールしたい考えだ。
関連記事
- IPO前のTwitterに早くも「買い」判断 「1年以内に株価ほぼ2倍」予想
近く株式公開するTwitterに対し早くも「買い」判断する証券会社が現れた。1年以内に株価がほぼ2倍になる可能性を指摘している。(ロイター) - IPO間近のTwitter、テレビ広告市場に足掛かり
Twitterが広告入り動画ツイート「Amplify」でNFLやCBSと提携。テレビと相性のいいメディアとして、巨大市場であるテレビ広告市場に足掛かりを得る。(ロイター) - Twitter、株式公開申請書類のSECへの提出を発表
Twitterが、IPOの準備を進めていることを公式アカウントでツイートした。 - Facebook上場初日のシステム障害でNASDAQが約4000万ドル補償へ
- Facebook、上場先をNASDAQに決定
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.