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富山県の全ての信用金庫、情報系システムのDCを統合へ
全国では初めて県下全ての信用金庫が情報系システムを運用するデータセンターを1カ所に統合し、クラウド化にも着手する。
富士通エフサスは11月19日、富山県の7つの信用金庫が情報系システムを運用するデータセンターを1カ所に統合する取り組みを開始すると発表した。県内全ての信用金庫が情報系システムを一つのデータセンターで集中管理するのは全国初といい、2015年以降にクラウド化も進めるという。
この取り組みに着手したのは、富山信用金庫、高岡信用金庫、新湊信用金庫、にいかわ信用金庫、氷見伏木信用金庫、砺波信用金庫、石動信用金庫の7信金。これまで各信金で情報系システムを運用してきたが、東日本大震災を契機に求められるようになったBCPへの対応やシステム運用の負荷軽減が急務になっていた。そこで富士通エフサスが、今回のスキームを提案したという。
7信金は、まず各信金のサーバをパワー・アンド・ITが運営する県内のデータセンターへ移設させ、しんきん大阪システムサービスと共同で運用していく。さらに2015年以降、各信金のハードウェア更改に併せてサーバを共同利用化し、クラウドとして利用できるようにする。
富士通エフサスによれば、一連の施策で最大2割のコストが削減され、新サービスの開発や提供までの時間短縮も実現する。
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