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東洋製罐、SDNでグループ各社のファイアウォールを統合:導入事例
東洋製罐グループホールディングスは、ネットワーク統合プロジェクトの一環として、SDNを取り入れたネットワークシステムを構築する。
包装容器の製造を手掛ける東洋製罐グループホールディングス(以下、東洋製罐GHD)は、グループ各社のネットワーク統合プロジェクトの一環として、ネットワークをソフトウェアで制御するSDN(Software Defined Networking)を活用した新ネットワークシステムを2月に稼働させる。プロジェクトを受注したNECが1月31日に発表した。
東洋製罐GHDは今年4月に持株会社体制に移行するのに合わせ、グループ各社のネットワーク統合プロジェクトに取り組んでいる。これは、ワークスタイル革新、グループ各社のWANやインターネット回線の統合によるTCO削減、グループ全体でのセキュリティレベル統一、事業継続インフラの整備などを目的とする。
NECは、同プロジェクトの全体計画策定についてコンサルティングを実施。第1ステップとして、「NEC SDN Solutions」を構成するOpenFlow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」を活用し、グループ約30社のファイアウォールを統合・集約するネットワークシステムを構築した。
同社は従来、グループ各社や業務システムごとに多数のファイアウォールを設置していた。新システムではデータセンター内のネットワークにSDNを適用し、全社的な共通リソースとしてファイアウォールをプール化した。これにより、通信経路の制御を集中管理し、ネットワーク機器台数や運用管理コストの削減、設定変更作業の迅速化などを実現するという。
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