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Skype、同期の不具合をようやく解消へ
Skype Chatで、Facebook MessengerのようにノートPCでのチャットの続きをモバイルで行ったり、LINEのように送ったメッセージが読まれたかどうかが分かるようになる。
米Microsoft傘下のSkypeは2月13日(現地時間)、Skype Chatの複数端末での利用における同期の不具合を改善すると発表した。本稿執筆現在、モバイルアプリのアップデート版はまだリリースされていないが、“ローリングアウト”するという。
これまでSkypeでは、PCとスマートフォンなど、1つのアカウントで複数の端末のSkypeを利用する場合、Skype Chatがうまく同期できていなかった。例えばPCでのチャットの続きをiPhoneでしようとしても、履歴が表示されなかったり、古いチャットのプッシュ通知が大量に残っていたりする。
今回の改善で端末間の同期が反映され、例えばノートPCでのチャットの続きをAndroid端末でシームレスに続けられるようになる。1つの端末で読んだプッシュ通知が他の端末では未読として表示される問題は、向こう数カ月中に改善するという。
また、LINEやFacebook Messengerでは標準の「既読」機能もようやく追加される。
モバイルアプリではさらに、バッテリー持続時間の改善、起動時間の短縮も行ったという。
Skypeは当初P2Pベースのサービスだったものを、2012年10月のWindowsへの統合の際にクラウドベースに切り替えた。端末間の同期やモバイルアプリへのプッシュ通知機能が追加されたのは昨年10月のことだ。
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