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九州大が私物PCを必携化 国立総合大学では初:導入事例
九州大は学生1万9000人のBYOD(私物端末の学内利用)実践に向け、2013年度新入生から私物PCを必携化した。
九州大学は、大学院生を含む学生1万9000人のBYOD(Bring Your Own Device:私物端末の学内利用)実践に向け、2013年度新入生から私物PCを必携化した。同大にファイアウォール製品を提供したパロアルトネットワークスが2月20日に発表した。学生のPC必携化は国立総合大学としては初めてという。
同大では、全学生が教室を問わず授業でICTを活用し、キャンパス内のどこでも自主学習できる環境を目指してBYODの導入を決定。このためのセキュリティ対策システムとして全学共通ファイアウォールの設置を検討していた。
全学共通ファイアウォールを実現する製品選定に当たっては(1)広帯域キャンパスネットワークの対外接続の実現、(2)アプリケーション識別・制御によるファイル交換ソフトなどの通信遮断、(3)安全なアプリケーション利用環境の確保――を目指してパロアルトネットワークスのファイアウォール製品「PA-5050」を採用したという。
同大はPA-5050の導入で、従来から禁止していたファイル交換ソフトの利用を一層確実に通信遮断できるようになったほか、BYOD環境におけるセキュリティの向上や、著作権侵害などに対するコンプライアンス向上を実現できたという。さらに、これまで部局やキャンパスごとに運用していたファイアウォールを一本化し、大学全体のセキュリティ強化やセキュリティコストの集約化も行えたとしている。
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