「みんなをがっかりさせはしない」──Facebookに買収されたOculusの創業者が説明
Facebookと協力することで、より良い「Oculus Rift」を予定よりも早く世に出すことができるし、Oculusの企業文化が変わることはないと共同創業者がコミュニティーと従業員に向けて説明した。
Oculus Riftの開発は続けるし、みんなをがっかりさせるようなことはしない──。米Facebookによる買収に合意した米Oculus VRの共同創業者らは3月25日(現地時間)、コミュニティーと従業員に向けてこう説明した。
FacebookによるOculus買収のニュースを受け、ゲーム開発者が「Oculus Rift」対応製品の開発をキャンセルすると宣言したり、KickstarterのOculus Riftプロジェクトページに出資者が出資を取り消すとコメントするなどの混乱が生じている。
Oculusの共同創業者、パルマー・ラッキー氏はコミュニティーに向けて、「Facebookがアプローチしてきたとき、最初は私も疑っていたが、マーク(ザッカーバーグCEO)と話し合ううちに、Facebookと協力することで人々に仮想現実(VR)をより早く確実に提供できるようになると確信した」と語った。
「最も重要なのは、(Facebookからのサポートで)予想していたよりも早く、妥協のないレベルのより良いOculus Riftを提供できるようになるということだ」(ラッキー氏)
共同創業者でCEOのブレンダン・イリーブ氏は従業員向けの公開書簡で、Oculusは独立企業として運営し、Oculus Riftの開発は続け、メールアドレスは「@ofulusvr.com」のままだと説明。ラッキー氏と同様に、Facebookと協力することでよりよい製品を開発できる上、優れた人材の採用も可能になると語った。
「究極のプラットフォーム“ホロデッキ”を世に送り出すために、今こそ世界中から優れたエンジニアを探してこよう」(イリーブ氏)
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