インテルとマカフィーは5月14日、セキュリティ事業の新ブランド「Intel Security」の国内展開をスタートさせた。2社の協業による製品やサービス、ソリューションなどを中心に用いられる。
新ブランドは1月の米家電見本市「CES 2014」で発表され、既に米国市場では展開を本格化させているという。ブランドロゴは、IntelとMcAfeeのコーポレートマークに「Security」の文字を組み合わせたデザインとなっている。
同日会見したインテル ソフトウェア&サービス事業開発本部長の岡崎覚氏は、「新ブランドはIntelのセキュリティビジネスグループの活動において使用され、従来の単体製品からソリューションに軸足を置いた事業を展開していく」と述べた。
マカフィー マーケティング本部長 執行役員の斎藤治氏によれば、今後はIntel Securityをマスターブランドに掲げて活動する。なお、新ブランド発表直後に「法人組織や『McAfee』ブランドが廃止されるのか」といった問い合わせが寄せられたといい、同氏は「『マカフィー株式会社』としての体制、McAfeeの製品ブランドはこれまでと変わりなく活動していく」と現行体制が今後も継続されることを説明した。
2社では「Intel Security」ブランドによる取り組みとして、「Internet of Things(モノのインターネット)」における組み込みシステム向けのセキュリティソリューションや、エンタープライズ向けシステムの次世代セキュリティソリューションの開発に注力していくという。
関連記事
- Intel、セキュリティ新ブランド「Intel Security」を発表
- マカフィー、インテルと開発した新世代IPSを正式発表
- ハードウェア支援型のPCセキュリティ、マカフィーとインテルが共同開発製品を発売
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.