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Twitter、モバイルネイティブ広告のNamo Mediaを買収
モバイル広告に注力するTwitterが、昨年のMoPub買収に続けてアプリ内にネイティブ広告を表示するサービスを手掛ける新興企業Namo Mediaを買収した。
米Twitterは6月5日(現地時間)、モバイルアプリ向けネイティブ広告を手掛ける米Namo Mediaを買収することで合意したと発表した。買収総額は公表されていないが、米TechCrunchによると、約5000万ドルという。
買収完了後、Namo MediaのチームはTwitterが昨年秋に買収したMoPubに統合され、MoPubでモバイルアプリ開発者向けのネイティブ広告プラットフォームの構築を続ける。
Namo Mediaは2013年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。3人の創業者はいずれも米Google出身で、GmailやGoogle Now、AdMob、Google Walletなどにたずさわっていた。Googleの投資部門であるGoogle Venturesや大手VCのAndreessen Horowitzから出資を受けている。
同社は、モバイルバナー広告はユーザー、パブリッシャー、広告主にとってメリットがないという信念を持ち、ユーザーにとってより良い体験を提供し、パブリッシャーにより高い収益をもたらし、広告主に価値のある広告スペースを提供するネイティブ広告(インストリーム広告)の構築を目指してきたという。
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