Microsoft、Windows 8.1付き開発ボードを299ドルで予約開始
MicrosoftがIntelと協力し、Atom搭載、Windows Embedded 8.1付属の開発ボード「Sharks Cove」を開発した。299ドルで予約を受け付けている。
米Microsoftは7月26日(現地時間)、WindowsおよびAndroid向けのハードウェアやドライバを開発するための開発ボード「Sharks Cove」の予約受付を28日に開始すると発表した。
Sharks CoveはMicrosoftと米Intelが協力して開発し、米CircuitCoが製造、米Mouser Electronicsが販売する。価格は299ドル。日本の予約ページでは、価格は3万4032.2円になっている。
Intelの非技術者向け開発ボード「Galileo」は約70ドルなので、Sharks Coveはかなり高く感じるが、こちらはWindows 8.1イメージ(Windows Embedded 8.1 Industry)とそれをインストールするためのツールが付属し、IHV(独立系ハードウェアベンダー)が対象の製品だ。使用目的はAtomベースのタブレットやモバイル端末の開発だが、Atomを採用するWindowsあるいはAndroidベースのシステムで使えるとしている。
プロセッサはIntel Atom Z3735G(1.88GHzクアッドコア)で、1Gバイトのメモリ、16GバイトのeMMCを搭載する。インタフェースはGPIO、I2C、I2S、MIPI、SDIO、UART、USBをサポートし、USB経由でイーサネットとWi-Fiに接続できる。サイズは4×6インチ(約101.6×152.4ミリ)。
Microsoftは今後、SharksCove.orgから様々な関連情報を発信していくという。
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