独立会社“arcserve”が8月1日付けで設立:前GMマイク・クレスト氏がCEOに就任
CAからarcserve部門が独立起業し、CEOには前GMのマイク・クレスト(Michael Crest)氏が就任した。
Arcserve, LLCは8月4日(米国時間)、米CAとMarlin Equity Partnersとの間で締結されたarcserve事業の譲渡契約が完了したことを受けて、2014年8月1日付けで独立企業として創業したと発表した。新会社のCEOには、米CAでarcserve部門責任者を務めていたマイク・クレスト(Michael Crest)氏が就任した。
ロードマップを加速し、パートナーサポートをより強化していく
米CAは7月7日に同社のデータ保護事業である「arcserve」事業を資会社のMarlin Equity Partnersに分割譲渡することで合意したと発表していた。譲渡契約が完了したことで、arcserveは独立企業として新たに出発することとなった。本社は米国ミネソタ州ミネアポリス市。
新会社は、前述のようにCAでarcserve部門責任者だったマイク・クレストがCEOに就任。同部門の営業や開発者など多くの社員がCAから新会社へ異動するという。arcserveシリーズは、バックアップ/データ保護ソリューションとして国内外で多くのシェアを保有。50か国以上の4万3000社の顧客に対して、7500以上の販売/ソリューションパートナーを通じて製品の販売を行っている。
クレスト氏は独立創業について、「いままでは製品ロードマップの面などで、CAの他製品が足かせになっていた部分があった。新会社ではarcserveに集中することで、ロードマップは確実に加速する。arcserveへの投資額も、CA時代よりMarlin売却後の方が明らかに増加する予定だ。そのような点で合意できたからこそ、売却先にMarlinを選んだ。日本は大規模パートナーが多い非常に重要な市場だ。パートナーシップは当然、新会社でも継続していく。パートナーと先日発表した『CA arcserve Unified Data Protection(UDP)』を中心にシェアをさらに拡大させていきたい」と意気込みを語っている。
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