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Microsoft、Qualcomm幹部を事業開発担当責任者として引き抜き
Microsoftが、Qualcommのベテラン幹部ペギー・ジョンソン氏を引き抜き、顧客やOEM、開発者などとのビジネス開発担当上級副社長に迎えた。
米Microsoftは8月5日(現地時間)、米Qualcommの元上級副社長、マーガレット(ペギー)・ジョンソン氏(52)を事業開発担当上級副社長に迎えたと発表した。サティア・ナデラCEOの直属になる。
ジョンソン氏は、Qualcommに24年間務め、インターネットサービスやモバイルアプリストアなどを担当し、Microsoftに移籍する直前は技術および世界市場開発担当の幹部として、新事業の商業化やパートナーとの戦略的提携などを手掛けた。Microsoftでは、顧客、パートナー、OEM、開発者らとの戦略的事業提携やパートナーシップを統括する。
ナデラCEOは発表文で「ペギー(ジョンソン氏)はわれわれと世界観を共有し、モビリティーとクラウドにおける新たな成長のの手立てを理解している」と語った。
ナデラCEO就任後、外部から上級副社長を採用するのはこれが初めてだ。これで同社の幹部チーム15人中3人が女性になった。
事業開発担当上級副社長という役職は新設されたものだ。スティーブ・バルマーCEO時代に元Skypeのトニー・ベイツ氏が事業開発およびエバンジェリズム担当上級副社長を務め、同氏が退社した後は先端技術担当上級副社長のエリック・ラダー氏が兼任していた。ジョンソン氏の就任で、ラダー氏は兼任ではなくなる。
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