接着剤の総合メーカーであるセメダインは、事業規模拡大に向けた業務効率化などを目的に新たな基幹システムを導入した。SAP ジャパンが8月7日に発表した。
セメダインが採用したのは、ERP(統合業務パッケージ)製品「SAP ERP」。ERP導入の背景として、セメダインでは業務統制の強化、情報の見える化、事業規模の拡大に備えたさらなる業務効率化、海外での事業成長を前提としたシステム再構築を目指していた。SAP ERPを選定した理由に、ベストプラクティスと呼ばれる豊富な機能とプロセスフローを備えている点、グループ全体の事業活動に対応している点、多言語、多通貨、現地制度に対応済みである点を挙げる。
新システムのカットオーバーは2015年を予定している。
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