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Facebook、サーバセキュリティ技術のPrivateCoreを買収
Facebookが、vmWare出身のサーバセキュリティ専門家が立ち上げたPrivateCoreを買収し、その技術を自社データセンターで採用すると発表した。
米Facebookは8月7日(現地時間)、サーバ向けセキュリティ技術を手掛ける米PrivateCoreを買収することで合意に達したと発表した。Facebookが運営するデータセンターのサーバにPrivateCoreの技術を統合し、情報セキュリティ対策を強化するねらい。買収総額などの詳細は公表されていない。
PrivateCoreは2011年創業のカリフォルニア州パロアルトに拠点を置く非公開企業。共同創業者のオデット・ホロビッツCEOは米McAfeeで「Host Intrusion Prevention」を手掛け、米VMwareでvShieldやvmSafeを担当したセキュリティ製品の専門家だ。もう1人の共同創業者、スティーブ・ワイスCTO(最高技術責任者)は米Googleで二段階認証システムを担当した。同社の「vCage」は、マルウェアや内外からの攻撃から企業のクラウド環境を守るサービス。
Facebookのジョー・サリバンCSO(最高セキュリティ責任者)は自身のFacebookで「PrivateCoreの技術をFacebookのサーバに採用する計画だ。PrivateCoreの技術とノウハウは、世界をよりオープンにつなげるというFacebookのミッションの遂行を助けると確信する」と語った。
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