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会津若松でクレジットカードのモバイル決済を実証、100店舗以上の参加を目指す
9月21〜23日に行われるイベント「會津十楽」を皮切りに、2015年3月までモバイル決済端末を使った経済効果を検証する。
福島県会津若松市でクレジットカードのモバイル決済サービス「Coiney」を使った実証実験が10月から本格的にスタートする。9月21〜23日に行われるイベント「會津十楽」に参加する27店舗を皮切りに、関係者らは市内100店舗以上での導入を見込む。
実証実験は、復興庁が実施する2014年度の「『新しい東北』先導モデル事業」の一環で、アクセンチュア、コイニー、会津若松スマートシティ推進協議会が主体となる「スマートフォン等でのカード決済の導入を通じた地域経済の活性化」プロジェクトとして行われる。
Coineyは、スマートフォンやタブレット端末のイヤフォンジャックに取り付けるクレジットカード読み取り装置とアプリケーションを使い、決済専用端末を導入していない店舗でもクレジットカード決済の仕組みを利用できる。
プロジェクトではコイニーが端末やサービスを提供、アクセンチュアが導入支援における企画や効果検証などを行い、サービスの導入前後における売上動向を分析して消費誘発における効果を検証する。また、売上の一部を地域に還元して、地域経済の振興に活用するモデルも検証していくという。
2社では9月24日から市内の事業者を対象にしたセミナーを開催して導入拡大を図りたい考え。10月から半年間の予定で、店舗の通常営業における効果を調べる。
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