“後で読む”の「Instapaper」、無料版登場 iOS 8の「通知センター」にも対応
コンテンツを後で読むために保存できるモバイルアプリ「Instapaper」がアップデートし、無料版が登場した。iOSアプリではiOS 8の通知センターで当日保存した記事を直接開ける。
Webページを“後で読む”ためのモバイルアプリ「Instapaper」を提供する米Instapaperは9月17日(現地時間)、iOSおよびAndroidアプリをアップデートした。無料になり、既存ユーザーは自動的に有料版の「Instapaper Premium」に移行する。
iOS版はバージョン6.0になり、iOS 8で新しくなった「通知センター」に対応した。iOS 8の「システム共有シート」に対応するすべてのアプリのコンテンツを保存できるようになった。当日付で保存した記事は通知センターに表示され、そこから直接開ける。
この他、ユーザーインタフェースが改善され、テキスト読み上げ機能とプロフィール機能が追加された。プロフィール機能は、新しくなった「ブラウズ」に表示される友達のお気に入り記事からその友達のプロフィールを表示できるようになった。自分のプロフィールは初期設定では「公開」になっている。「ハイライト」機能は無料版では1カ月当たり5件まで利用できる。
Android版はバージョン4.0になり、テキスト読み上げやブラウズでのプロフィール表示が可能になった。
「Instapaper Premium」は、無料版の機能に加え、全文検索機能、無制限ハイライト、テキスト読み上げ機能付きプレイリストの利用などが可能になる。料金は、月額300円あるいは年額3000円。
Instapaperは公式ブログで、この設定価格は、競合するPocketあるいはEvernote(の有料版)と比較して非常に安いとしている。
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