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CloudFlare、全ユーザーにSSL接続を無料提供
全ユーザーに「Universal SSL」を無料で提供する。無料CDNサービスを利用している200万サイトも対象となる。
Webサイト表示高速化のためのCDN(Contents Delivery Network)サービスを手掛ける米CloudFlareは9月29日、同社サービスの全ユーザーにSSL接続を無料提供すると発表した。無料サービスを利用している200万サイトも対象となる。
CloudFlareが提供する「Universal SSL」では、Webサイト経由で送受信される情報が暗号化されるほか、サイト表示高速化のための通信プロトコル「SPDY」にも対応する。「Universal SSLで提供する暗号化システムは、インターネット大手が使っている物に比べても1世代先を行く」と同社は説明。従来のように複雑な手順やコストをかけることなく、誰でも最新の暗号化技術を実装できるとしている。
オンライン上のSSL対応サイトはこれまで200万にとどまっていたが、Universal SSLの展開によって200万サイトが加わり、400万サイトに倍増するという。ただし無料サービスのユーザーについては、Universal SSL対応は現代の技術を実装した「モダンブラウザ」に限定するとした。Windows XPなどの「レガシーブラウザ」は対象外となる。
インターネットの通信暗号化を巡っては、Googleが8月、WebサイトがHTTPSを使っているかどうかを検索ランキングに反映させると発表していた。
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