Windows 10版IEをMac/iOS/Androidで開ける開発者向け「RemoteIE」リリース
Microsoftが、Windows 10のテクニカルプレビューをインストールせずにWindows 10版IEをテストできる「RemoteIE」のプレビュー版をMac、iOS、Android、Windows向けにリリースした。
米Microsoftは11月3日(現地時間)、Mac、iOS、Android、WindowsでWindows 10のInternet Explorer(IE)のリモート版を表示する「RemoteIE」のプレビュー版をリリースしたと発表した。
Webアプリ開発者やWebサイトオーナーは、Windows 10のテクニカルプレビューをインストールすることなく、最新版IEでのアプリやWebサイトの表示を確認できる。
RemoteIEを利用するには、Microsoftの専用ページでMicrosoftアカウントでサインアップし、Azure RemoteAppプレビューのクライアントアプリをダウンロード・インストールしてRemoteAppの設定でIEを選択する(Azure RemoteAppについてはこちらの記事を参照されたい)。
RemoteIEはテストのためのものであり、セッションは最長60分まで。10分以上セッションがないと、自動的にログアウトする。アクセスするユーザーが多いと、利用を待つようにというメッセージが表示されることもある。
Windows 10のアップデートでIEもアップデートされた場合、RemoteIEもアップデートされる。
RemoteIEはWindows Server 2012 R2で稼働するため、IE 11より古いバージョンはサポートしないが、将来的にサポートすることも検討しているという(IE6は対象外)。
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