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Google、Android版単体アプリ「メッセンジャー」をリリース(ハングアウトも併存)
Googleが、Androidでのテキストメッセージ専用の単体アプリ「メッセンジャー」をリリースした。マテリアルデザイン採用で、多機能な「ハングアウト」よりメッセージングが(筆者体感ベースだが)軽快に行える。
米Googleは11月12日、Android向けメッセージングアプリ「メッセンジャー」をGoogle Playで公開した。携帯端末のSMSやMMSのメッセージ送受信アプリとしては「ハングアウト」があるが、これと(少なくとも当面は)併存させるようだ。メッセンジャーはAndroid 4.1以降に対応する。
このアプリは、「Android 5.0 Lollipop」(同日からまずはNexus端末向けにローリングアウトしている)にはプリインストールされているもので、マテリアルデザインが採用されている。
グループでのテキストメッセージ、メッセージへの画像や動画の添付、連絡先への音声メッセージ送信など、ハングアウトと同様の機能を使える他、送信者別ブロック機能やスレッドの色分け、メッセージの保存機能などを搭載する。
Googleからは特に発表はなく、ハングアウトとどう差別化していくのか不明だ。ハングアウトについては、高機能ではあっても動作が重いといった不満がユーザーの間で高まっていた。少し使ってみたところ、メッセージの送受信は体感的にはハングアウトよりも迅速なようだ。
なお、明記はされていないが「No Carrier」(SIMなし)端末にはインストールできないようだ(筆者の場合、Nexus 7にはインストールできず、SIMを抜いた端末にはインストールはできても使えなかった)。
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