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Appleも北朝鮮パロディ映画「The Interview」の提供を開始
GoogleとMicrosoftに続き、Appleも北朝鮮パロディ映画「The Interview」のネット配信を、米国のiTunes Storeで開始した。
米Appleは12月28日(現地時間)、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)の北朝鮮パロディ映画「The Interview」の米国のiTunes Storeでの提供を開始した。価格は他のサービスと同じで、レンタルが6ドル、ダウンロードは15ドル。
米Google(Google PlayとYouTube)と米Microsoft(Xbox Live)、およびSPE自身の専用サイトは25日から同映画を提供している。
SPEはサイバー攻撃者からの脅しを受けて一旦この映画の劇場公開を中止したが、バラク・オバマ大統領からの「脅しに屈するべきではない」という批判を受けて一部の劇場での公開と、それと同時のネット配信を決定した。
GoogleとMicrosoftは提供開始の際、表現の自由を守るためにSPEに協力するという内容の発表を行ったが、Appleは米re/codeに対し「The InterviewをiTunes Storeでレンタル/販売できて嬉しい」という短い声明を送っただけだ。
The New York Timesによると、SPEはGoogleとMicrosoftに協力を求めた際、AppleにもiTunesでの配信を要請したが、Appleは少なくともすぐに公開することには興味を示さなかったという。
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