Microsoft、新ブラウザ「Spartan」でAdobeと協力
Microsoftが、Windows 10に搭載する新Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)で、WebKitなどオープンソースのブラウザエンジンのコントリビューターであるAdobe Systemからの貢献を受けると発表した。
米Microsoftは3月24日(現地時間)、次期OS「Windows 10」の新Webブラウザ「Project Spartan」(コードネーム)で、米Adobe Systemsと協力すると発表した。
Microsoft以外の主流Webブラウザ(MozillaのFirefox、米GoogleのChrome、米AppleのSafariなど)はオープンソースのフレームワークを採用しているが、Microsoftの現行WebブラウザであるInternet Explorer(IE)は独自フレームワークなので社外からの技術的な貢献(コントリビューション)を得ることができない。
Microsoftは最近の技術のオープン化の一環として、「主要なWeb関係者がわれわれのプラットフォームの成長に貢献することを許可し、われわれもWebコミュニティーに貢献できるよう社内方針を変更した」としている。Adobeとの協力はその第一歩で、今後他のWeb関係者とも協力していくという。
AdobeはWebKit、Blink、Gechkoなどのオープンソースのブラウザエンジンの主要コントリビューターとして、これまでFirefoxやChromeの向上に貢献してきた。Microsoftは数カ月前にAdobeのSpartanへの貢献を可能にし、レイアウト、タイポグラフィ、グラフィックデザイン、モーションなどを改善した。
Adobeの最初の貢献の成果は、Windows 10のテクニカルプレビューの3月のアップデートで確認できるという。
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