Apple、iOSとOS Xのアップデートで絵文字を大量追加 肌色変更機能も
Appleは「iOS 8.3」と「OS X Yosemite 10.10.3」のリリースで大量の絵文字を追加した。顔文字では肌の色のデフォルトカラーを変更できる。
米Appleは4月8日(現地時間)、iOSおよびMacのOSのアップデート、「iOS 8.3」と「OS X Yosemite 10.10.3」をリリースした。
各OSで多数のバグや脆弱性の修正、パフォーマンスの向上、新機能を追加した。
本稿ではその中から絵文字に関する新機能を紹介する。
Appleは「iOS 5」から絵文字用のキーボードを利用できるようにしている。今回のアップデートで、「Unicode 7.0」に含まれる絵文字の多くが追加され、絵文字キーボードのユーザーインタフェースも改善された。
iOS端末で絵文字の一覧を見るには、キーボードの地球アイコンを長押しして「絵文字」を選択する。右にスクロールするとジャンル別にまとめられた絵文字を閲覧できる。
また、β版で顔が黄色過ぎると物議を醸した人間の顔文字の肌色変更機能も追加された。肌色(Appleは「スキントーン」と呼ぶ)を変更するには、変更できる絵文字をタップして長押しして表示される6種類の色から変えたい色を選ぶ。デフォルトカラーは全世界的に黄色だ。
なお、新しい顔文字は(当然ながら)まだ最新OSにアップデートしていない相手の端末では表示されない(□として表示される)ので、メッセンジャーなどで使う場合は注意が必要だ。
変更履歴:当初、顔文字のデフォルトカラーが地域によって異なるかのような記述になっていましたが、誤りであることを確認し、修正しました。[2015/4/9 15:00]
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