Google、音でURLを共有するChrome拡張機能「Tone」
すぐ隣に座っている人にURLを教える際、PCのスピーカーから鳴らした音を使えるChrome拡張機能「Tone」がChromeストアで公開された。
米Googleは5月19日(現地時間)、PCのマイクから発信する一意の音で他の端末にURLを届けるChrome拡張機能「Tone」をChromeストアで公開した。
端末のマイクとスピーカーがオンになっていれば、この拡張機能をインストールしてあるChromeブラウザ同士で、Chromeで開いているWebページを共有できる。複数の端末に同時にURLを送ることも可能だ。
ToneをインストールするとChromeブラウザのツールバーに拡声器のアイコンが追加され、これをクリックすると開いているWebページのURLを表す音が鳴る。
音が他のChromeに届くと拡声器が緑色に変わる。届かないと赤くなり、ボリュームを大きくするよう促される。
URLを受け取った側の画面にはURLを受信したというポップアップが表示され、それをクリックするとChromeの新しいタブでURLのページが開く。
Windows 7搭載PCとChromebook(C720)で実際にやってみたところ、音量を最大にしてマイクをかなり近づければ機能した。距離があったり周囲がうるさいと“聞き取れない”が、性能が上がれば実用レベルで便利に使えそうだ。
Googleは最初、この機能を楽しみのために作ってみたが、デザインミーティングの席などで実際に使ってみると意外と便利だったため、開発に本腰を入れたという。
「電子メールやチャットなどのおかげで遠く離れた人とのコミュニケーションは簡単に、安く、迅速になったが、すぐ隣に立っている人と何かを共有するのは複雑になっている。Toneはデジタルコンテンツを近くにいる人と会話をするように簡単に共有する目的で開発した」とGoogleは説明する。
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