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観光客の言葉の壁、ITで解消へ パナソニックとJTB、自動翻訳の実証実験
観光地のホテルや案内所に自動翻訳機を設置し、便利な点と改善点を抽出。新たなサービス開発に役立てるのが狙いだ。
海外観光客の言葉の壁を、ITで解消へ――。パナソニックとジェイティービー(以下、JTB)が、観光分野で協業することで合意した。JTBが持つ観光分野の知見やノウハウと、パナソニックのICT技術を組み合わせることで、新たな観光事業の創出と商品開発を目指す。
第1弾の取り組みとして、7月から自動翻訳機の実用化に向けた実証実験を開始する。パナソニックが情報通信研究機構とともに開発を進めている多言語翻訳技術を使った自動翻訳機を加賀屋(石川県)と京都ホテルオークラ(京都府)、JPタワー・KITTE内の観光案内所に設置。接待業務などでの有用性の確認や改善点の抽出を行い、海外からの観光客が増える2020年に向けた事業の創出と翻訳機の商品開発に役立てる。
海外から訪れる観光客が増える中、言葉の壁に不便を感じる人が多いなど、サービス・インフラ面に改善の余地が多く残されていることが指摘されている。JTBでは、異業種が手を結び新たなソリューションを提案することで、 日本のおもてなしの進化に貢献していく方針だ。
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