日本ヒューレット・パッカードは、8月1日付で2つに分社化することを明らかにした。Hewlett-Packard(HP)としての分社化は米国時間11月1日を予定するが、日本法人が先行することになるようだ。
米HPは2014年10月に、エンタープライズ事業が中心の「Hewlett Packard Enterprise」と、PCやプリンティング事業が中心の「HP Inc.」に分社化すると発表していた。日本HPは、2015年8月1日にエンタープライズ事業の「日本ヒューレット・パッカード株式会社」と、PC・プリンティング事業の「株式会社日本HP」に分社化する。
代表には、「日本ヒューレット・パッカード株式会社」が現社長執行役員の吉田仁志氏、「株式会社日本HP」では現副社長執行役員 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括の岡隆史氏が就任する。本社所在地は両社とも現在と同じ「東京都江東区大島2丁目2番1号」となる。
現在の商号「日本ヒューレット・パッカード」はエンタープライズ事業の新会社が継承するが、同社は「当面の間」ともしている。
関連記事
- HP分社化はIT業界再編の引き金になるか
- HP分社化正式発表 個人向けは「HP Inc.」、企業向けは「Hewlett-Packard Enterprise」に
- HPが米紙の見解に反論、「IaaSやSaaSだけの勝負ではない」
- HP新社長の吉田氏が目指す、真の“顧客志向”
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.