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ディルバート、撃沈ですね。しかし、今の時代のデジタルな距離感がよく分かる口説き方でした。
make outとは、そもそも書類などを「作成する」「記入する」という意味でmake out a check「小切手を書く」とか「理解する」という意味で“I can't make out what he's saying over the phone(電話の向こうの彼が何を言おうとしているのかよく分からない)”、さらには「弁護する」という意味で“make out a strong case for(強く弁護する)”などいろいろな使い方があります。
しかしスラングでは「フレンチキッスでお互いをまさぐる」「いちゃつく」「性関係ができる」など「男女が(肉体)関係を持つ」という意味でよく使います。例えば“That couple was making out in public(あのカップル人前でイチャイチャしている).”、また、make-out spotというとデート中にいちゃつくのに向いている場所を指します。ただし、女性をナンパするときに使うのはディルバートくらいでしょうね。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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