Apple、21.5インチ4K「iMac」やMagicシリーズの新キーボード、マウス、トラックパッドを発表
AppleがiMacのラインアップを刷新し、新しいBluetooth接続の周辺機器も発表した。すべて同日発売だ。キーボードがMagicシリーズに仲間入りし、すべて乾電池式から充電式になった。
米Appleは10月13日(現地時間)、21.5インチの4Kディスプレイ搭載の「21.5インチ iMac Retina 4Kディスプレイモデル」など、新型iMacを発表した。iMacは6モデルのラインアップになった。また、Bluetooth接続の周辺機器「Magic」シリーズの周辺機器を刷新し、キーボードを加えた。すべて同日の発売だ。
うわさされていた「21.5インチ iMac Retina 4Kディスプレイモデル」の解像度は4096×2304ピクセルで、従来の21.5インチ(1920×1080ピクセル)の4.5倍。21.5インチは非Retinaの2モデルとRetinaの3モデルラインアップ。
27インチモデルは3モデルになり、すべてが5K(5120×2880ピクセル)ディスプレイになった。
4K/5Kディスプレイは、従来の「sRGB」より色域の広い「3P」になり、25%多い色を再現できるという。
価格は、21.5インチの1.6GHz(プロセッサ)/1TバイトHDDが12万6800円、2.8GHz/1TバイトHDDが14万8800円、4K(ディスプレイ)/3.1GHz/1TバイトHDDが17万2800円。
27インチは3.2GHz/1TバイトHDDが20万8880円、3.2GHz/1TバイトFusion Driveが23万8880円、3.3GHz/2TバイトFusion Driveが25万8880円。
なお、プロセッサ、メモリ、ストレージ、GPUはカスタマイズできる。価格は税別。
新しくなったBluetooth接続の周辺機器はキーボードの名称にも「Magic」が付き、Magicシリーズが揃った。マウスとトラックパッドのデザインも新しくなり、バッテリーが乾電池からリチウムイオン充電池になった。充電ポートがLightningなので、iPhone用のケーブルでも充電できるのは便利だろう(ケーブルは付属するが)。2時間の充電で、約1カ月使えるとしている。
「Magic Keyboard」はキーの部分以外を削ぎ落とすことで「Wireless Keyboard」より約13%小さくなり、再設計したシザー構造で安定性が33%向上したという。価格は1万1800円。
「Magic Trackpad 2」はMacBookやMacBook Proでも採用された感圧タッチ「Force Touch」に対応し、先代モデルより使える表面が約30%広くなった。また、薄くなったのでスクロールやスワイプがこれまでより快適になったとしている。価格は1万4800円。
「Magic Mouse 2」は充電式になったこともあり、先代より軽くなった他、底面デザインが変わって動かす時の抵抗が減ったという。価格は9500円。
iMacには、Magicシリーズの周辺機器が付属する。マウスかトラックパッドはいずれかを選択する。
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