Amazon.com、初のリアル書店を地元シアトルに開店
Amazonが、初のリアル書店を地元であるシアトルのショッピングモールに開店した。販売する書籍はほぼすべてがオンライン書店で4以上のレーティングのもので、販売価格はオンラインショップと同額だ。
米Amazon.comは11月2日(現地時間)、本拠地である米ワシントン州シアトルに初のリアル書店「Amazon Books」をオープンすると発表した。
Amazon Booksは、シアトルのショッピングモール、ユニバーシティビレッジで3日にオープンした。感謝祭とクリスマス以外は年中無休で午前9時半〜午後9時まで営業(日曜日のみ午前11時〜午後6時)する。
販売する書籍の選定はオンラインのAmazon.comでのレーティングや予約、販売、傘下の書評サイトGoodreads、Amazon専属キュレーターによる評価に基いて行う。ほとんどの書籍は4以上のレートを獲得したものだ。
多くの書籍は選びやすいように面出し(表紙を正面にして配置すること)になっており、各書籍の下にはオンラインショップでの参考になりそうな読者レビューが付いている。
店内にはソファも配置されており、ゆっくり読むことができる。
書籍の販売価格はすべてオンラインのAmazon.comと同じ価格なので、モバイル端末で価格を確認したりする手間は不要だ。Amazon Booksで実物を手に取ってから、モバイル端末でその場でAmazon.comのオンラインで同じ書籍を購入してもいいかもしれない。
店内には電子書籍リーダーのKindleやタブレット、Fire TV、Echoなどの同社が販売するハードウェアを試せるコーナーもある。このコーナーでは専用の店員が使い方を教えてくれる。
米Seattle Timesによると、Amazon Booksの売り場面積は約4600平方メートル、倉庫は2700平方メートル(例えば日本の丸善名古屋本店は約4900平方メートル)。Amazonは同紙の今後もリアル書店を展開していくかという質問には答えなかったが、この店舗だけで終わらないことを望んでいると語った。
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