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マイナンバーに紐づけされると不安な情報ランキング
トレンドマイクロの調査では自分が原因になって、マイナンバーがセキュリティの危険にさらされることを不安に感じている人も目立つ。
トレンドマイクロは12月16日、マイナンバーのセキュリティに関する個人の意識調査の結果を発表した。1035人が回答している。
それによると、まずマイナンバーについて感じるセキュリティ上の不安では「自治体からの情報漏えい」と「自身のマイナンバーを提供した企業からの情報漏えい」の2つが上位を占めた。一方で、自分自身が原因となってマイナンバーが盗難や紛失に遭ったり、マイナンバーを搾取するフィッシングへのアクセスや誤送信・誤公開してしまったりするケースへの不安を挙げる回答も目立った。
また、マイナンバーと紐づけされると不安に感じる情報では「利用している金融機関の情報(口座番号、暗証番号、金融機関名など)」「クレジットカード情報(カード番号、暗証番号、カード会社など)」がともに7割を超えた。
調査結果に対しトレンドマイクロは、「昨今議論されている、自治体・企業のセキュリティ対策に加えて、個人ユーザ自身が実施すべきセキュリティ対策を検討する必要がある」と指摘している(関連記事)。
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